事業承継の壁
事業承継にはいくつものハードルがあります。①準備期間が足りない ②株式を後継者に集中できない ③後継者がいない ④親族の理解が得られない などです。その原因は、経営者が高齢者になっているのに引退を想像していない事です。また、高齢ゆえに病気で仕事が出来なくなるリスクも高く、発病と同時に事実上の倒産となるケースも多く見られます。
経営者がハードルとなる理由は「会社は自分の分身、子供」という意識。高需要があった昭和の「成功体験」。そして経営幹部をスキル評価でなく「肉親優先」で登用してしまう事などがあります。
肉親への事業承継は、株式を承継者に集中しなければならない等の相続(生前であれば譲渡)という法的な課題があります。